三浦市の先端にある城ヶ島。この島の東半分を占めるのが城ヶ島公園です。非常に広大な敷地を持ち、様々な見どころや絶景スポットがある、この公園の魅力をご紹介いたします。
散策して分かった!城ヶ島公園の魅力を徹底解説!
1.全身で自然を感じられる遊歩道
緑がたくさん
公園の入り口から奥までの道は、整備された遊歩道になっていますが、道の両側には、三浦市に多くみられる松などの木が植えられ、緑をいっぱいに感じられるようになっています。とても気持ちいい場所です。
不思議な樹木にも注目しよう
城ヶ島公園にある木々は、非常に背が低いのが特徴的。これは、太平洋から吹き付ける強風と、日差しによって、ほとんどの木々が高くなれないため。
さらに、入り口近くにある、三浦市特有のクロマツも、強風によるためか非常に傾いて伸びているのが珍しいです。
紫陽花と水仙
また、私が訪れた6月上旬には、とっても鮮やかな色をした紫陽花もたくさん咲いていました!この時期に城ヶ島に行く場合は、紫陽花の色も要チェックです!
ですが実は、城ヶ島公園といえば、冬の水仙が何よりも有名。一面に水仙が咲く様子は圧巻です。また冬に訪れた際に、写真を追加したいと思います。
2.海岸線からの眺めが最高!
富士山・房総半島を望む
緑に囲まれた遊歩道を抜けると、右手にはとても長い海岸線と2つの展望台があります。そこからの眺めは本当に素晴らしくて、まさか三浦でこんな絶景が見られるとは思っていなかったというのが、率直な感想でした。
海岸線の方向としては、東京湾の反対側の房総半島も富士山も見ることができる位置です。この日は少し視界が霞んでいて、残念ながら富士山を見ることはできませんでしたが、晴天の日には一層いい景色が見れますよ。
第二展望休憩所
また、第二展望休憩所からは、右手にウミウの崖が見えます。ウミウは、岩礁に住む水鳥。このウミウの研究家や愛好家がわざわざ城ヶ島に足を運ぶほどです。
ちなみに、公園外にあるウミウ展望台から見れるウミウの生息地は、ちょうど崖の反対側に位置しています。
第一展望休憩所
ちなみに、第一展望休憩所から見える景色もほぼ一緒ですが、より岩礁や反対側の宮川公園を視界に収めやすい場所だと思います。
そして、海によりせり出している分、水道を時たま船が通るらしく、「通る船のリスト」のような看板もありました。こちらは運が良ければ見れるかもしれませんね!
3.ひなたぼっこしたくなる広場
ピクニック広場
城ヶ島公園の最深部にあるのがピクニック広場。ここは入り口近くにある広場よりも大きいため、まさにピクニックやひなたぼっこをするのに最適!
私が訪れたのは平日だったため、残念ながら閑散としていました。その分、京急の「みさきまぐろきっぷ」を利用して来たカップルなどが、のんびりとした時間を過ごしているようでした。
うみのね広場
ピクニック広場とほぼ同じです。より正門ゲートに近い位置にあります。
4.先端部の安房埼灯台と岩場!
広場から気をつけて下ろう
この安房埼(あわざき)灯台は、城ヶ島公園の最先端・安房埼にある灯台です。
ピクニック広場から灯台までは、かなり急で、雑木林のようになった道を下りていきます。足を滑らせてしまいそうな道なので、運動靴などで下ると良いでしょう。
小さな灯台と岩場
いざ下までたどり着いてみると、だだっ広い岩石海岸に、ぽっつりと小さな灯台があります。
想像以上に灯台が小さくて驚いたのですが、岩礁自体が非常に小ぶりなものなため、そんなに巨大なものは必要なかったのでしょうか。
平日には磯釣りをしているおじさん達を見つけることができるかもしれません。こうした岩場には、小魚などがやってきやすいのです!
5.のんびりまったり猫に会おう
城ヶ島は猫島?
最近、自然以外の側面で城ヶ島が注目されるようになりました。それは、たくさんの猫がいること!城ヶ島や城ヶ島公園には、いろんな場所に猫がいて、私たちを和ませてくれます。
どこにいるかは探してみて!
もちろん、いつ・どこにいるかは、気まぐれな猫だからこそ分かりません(笑)実際、私が訪れた際は、城ヶ島公園内では1匹しか見ませんでした(しかも写真を撮れなかった)。
「あぁ、猫居なかったなぁ」と思って車に乗って帰ろうとすると、ちょうどその時に3匹の猫がごろごろしていたではありませんか!
バイクツーリングをしにきた人たちが、楽しそうに写真を撮っていました。
施設情報
利用時間
終日開放です。
トイレ
入り口と、ピクニック広場に1か所ずつあります。どちらもけっこう古めかしいトイレですが、使用には特に問題ありません。
駐車場
利用時間
4月―9月:8:00-19:00
10月―3月:8:00-17:00
利用料金
普通車…450円
二輪車…100円
大型車…1,000円(城ヶ島公園第2駐車場のみ)
※障がい者手帳提示者は無料
収容台数
第1駐車場(有料)…106台
第2駐車場(有料)…92台(バス駐車可)
詳細は三浦市観光協会より
アクセス
車
三崎口駅からは約15分。城ヶ島灯台商店街からは約3分。
電車・バス
三崎口駅から「城ヶ島」行きバスに乗り、「白秋碑前」で下車(20分前後)。その後徒歩約10分で到着です。
近隣情報
磯料理 魚のかねあ
城ヶ島で最も人気のお食事処の一つが、「磯料理 魚のかねあ」です。マグロとシラスがウリのお店で、店主がいつも「さしあみ漁」に乗船し、朝獲れ新鮮地魚を提供しています!
京急の「みさきまぐろきっぷ」の「まぐろまんぷく券」が利用できるのみならず、とーってもかわいい看板猫ちゃんもいます。城ヶ島観光には欠かせないお店ですね!
馬の背洞門
強烈な風と波による浸食によって、非常に特徴的な形になったのが、この馬の背洞門です。これを初めて見たとき、まるでマルタの世界遺産のブルーホールみたいだなと思いました!
城ヶ島公園から徒歩10分程度なので、必ず行くことをオススメします。
白秋の碑
熊本生まれの詩人・歌人である北原白秋は、三浦をこよなく愛し、三崎の向ヶ崎に家族とともに引っ越しました。
そしてここで様々な詩を書いただけでなく、三崎や城ヶ島を題材とした詩も発表しています。その一つである「城ヶ島の雨」が刻まれた白秋詩碑が、城ヶ島公園から徒歩15分の位置にあります。
城ヶ島大橋をバックにすると、とても写真映えしますよ。
さいごに
いかがでしたか?城ヶ島公園は非常に自然に溢れ、散歩やトレッキング、ピクニックに磯遊びなど、誰と来ても様々な楽しみ方をすることができます。
皆さんも三浦観光の際には、是非城ヶ島公園に遊びに来てくださいね!